2013年9月30日月曜日

ブラック企業

現在、ブラック企業という言葉が「流行って」いる。でも、きちんと定義することなく使われているような気がしてならない。そこで、それらしき定義を探ることにした。


1、ブラック企業被害対策弁護団(2013年7月31日発表の弁護団設立趣旨文)によると、ブラック企業の定義について次のように述べている。

 
広義にとらえると、「違法な労働を強い、労働者の心身を危険にさらす企業」

狭義には「新興産業において、若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使い潰し、次々と離職に追い込む成長大企業」


http://black-taisaku-bengodan.jp/counsel/%e8%a8%ad%e7%ab%8b%e8%b6%a3%e6%97%a8/


2、次に、厚生労働省はどう定義しているかを探してみると、ブラック企業という言葉自体はどこにも見当たらない。ただ、「若者の『使い捨て』が疑われる企業等への取組を強化」の中に、「若者の「使い捨て」が疑われる企業等が社会で大きな問題となっていることを受けて」対策を行っていることを発表している。

これによると、
1)長時間労働の抑制への集中的取組
2)相談対応
3)職場のパワーハラスメントの予防・解決

の3点の取組みを対策として挙げている。


3、巷で使われているブラック企業という使われ方は、ブラック企業被害対策弁護団の定義の中での狭義の意味、「新興産業において、若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使い潰し、次々と離職に追い込む成長大企業」から広義の意味、つまり「違法な労働を強い、労働者の心身を危険にさらす企業」へと移り、そして今は「違法な労働」がある企業についてもブラック企業と呼ぶ「風潮」にある。


4、私の現時点での認識としては、せめて「違法な労働を強い、労働者の心身を危険にさらす企業」ぐらいまでにしておかないと、本当のブラック企業を「追及」できないと思うが、いかがであろうか。。。








 

2013年9月14日土曜日

初回投稿にあたって

このブログは、社会保険労務士として日々感じていることのうち、主に労働分野に関するものの投稿を目的とするものである。


私が開業したのは平成元年なので、かれこれ四半世紀をこの社会保険労務士という職業で生活していることになる。


社会保険労務士のテリトリーというか、分野は結構幅広いものがあるのだが、最近はその中でも個別労働紛争に関する相談が絶えない。


もちろん入退者手続きや助成金手続きなどが中心で、収入の大半を占めているのだが、それらの手続きの際に結構、トラブルが多いのである。


そこで、これらの事例や監督署等での対応を通して、私個人の意見等をこのブログで表明、投稿する予定である。


もちろん、私には守秘義務があるので、どれくらい具体的に書けるかという問題も一方で存在する。


これら諸々の問題も含め「挑戦的」な内容にしてゆきたいと考えている。