2015年11月3日火曜日

小さくてもパートさんがグッとくる会社

10月末に「小さくてもパートさんがグッとくる会社」という本が、労働調査会という出版社が発売された。宮崎市の同僚社労士川越雄一氏の著作である。


勉強会等でいつも川越氏の話や本の作成途中の苦労話を聞いているので、どんな内容かはおおよそ予想はついたのだが、さっそくこの本を読んでみた。


数年前までは、私の事務所でも一人の募集に対し数十人の応募があったのだが、最近は募集してもなかなか応募がない。数人程度の応募の中から選考せざるを得ない。


似たような状況は、関与先でも同じようであり、特に介護関係の業界は、結構深刻なようであり、いつも愚痴というか「人が来ないという」声を聞く。


このような中、発行されたこの本は、今のような状況を解決するうえで、いろんなヒントが出ているのだが、いかにも川越氏らしい中身に出会う。


まず、労務を経理感覚で考えない、つまり「法律プラス経営」ではなく、かける「人の気持ち」を考える。すなわち「人は理屈では動かない」ということの大事さである。


次に、パートの採用に結構時間をかけ、手順を踏むということや私だったらとてもマネのできない求人票の書き方や手紙のことなどがいくつも書かれてあることである。


また、小話も出てくるのだが、この小話を作るために浅草の演芸場にも通ったらしい。研修かなにかのついでだったようだが、これも川越氏らしい発想の一つである。


ぜひ、一読を薦めたい本である。